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2005年11月16日
口臭外来で使用するAktiv-K12のマスコミ報道
「除菌」せずに菌叢コントール
口腔内の菌叢をコントロールすることで口臭の発生しにくい口腔内環境を作り出すシステムを大阪府開業の本田俊一氏とCalifornia Breath Clinic主宰のDr.Harold Katzが開発、日米で商品化することになった。
口臭治療では、一般的にスケーリング、舌みがきなどが指導されているが、効果に限界があった。
また、従来の「除菌」とは異なり、菌叢も変える手法は侵襲性も少ない。
本田氏らは、生活指導などのほか、一時的に口腔乾燥を防いだり、pHをコントロールする方法を中心とした研究を進めていた。
日米で共同研究
菌層バランスを整えて健康を維持、向上させる考え方は「プロバイオティクス」と呼ばれ、近年様々な分野で注目されている。
2003年、ミシガン大学、ハーバード大学、フォーサイス研究所の共同研究により、口臭発生源となっている舌背の常在菌叢の違いが口臭の発生に関連していることが示唆された。
さらにその後、ニュージーランドで行われた研究の結果、口臭を認められない人の常在細菌に含まれるある種の菌が、宿主に対して有害な細菌の増殖を阻害する抗菌剤含有タンパク(BLIS : Bacteriocin-like inhibitory substances)を産生していることが明らかになった。
本田氏らの研究は、これらを受けたもので、BLISがどのような臨床状態の中で増殖し、あるいは産生を阻害されるのかを確かめ、さらに健常者の常在菌の分析を進めた。
また、Streptococcus salivariusの定着量と口臭の発生との間に関連があり、S.salivariusのうちBLISを産生するものは10%であることが報告されている。
これらの研究の結果、健常者の2%の群で「非常に口臭を起こしにくい」とされた人々の常在菌叢の中に、SalivarichinB という2つのBLISを産生するS.salivarius K-12株(AKTIV K-12)の存在が確認された。
これがPorphyromonas gingivarisなどの口臭を引き起こし、また、歯周病原性が知られる嫌気性細菌の発育を抑制していることが強く考えられた。
本田氏らは、AKTIV K-12によるプロバイオティクス療法と、ClO2製剤による口腔内のpHコントロールを組み合わせた「完全無臭化ブレスケア」のシステム『Excellent Breath AKTIV K-12(System)』を開発。
すでにDr.katzは抗生物質による慢性菌交代症による口臭に悩む患者に対して舌背部、咽頭部付近の菌株移植を行い、無臭化を成功させている。
このK-12療法によって、菌株移植後、おおむね7日後には他覚的口臭症の症状を呈する人も問題のないレベルまで揮発性硫黄ガスを軽減させ、その後も持続していることが明らかになっている。
現在、日本においては、ほんだ歯科(大阪府東大阪市)の他、「ほんだ式口臭治療」を実践している提携クリニックでこの療法への対応を進めている。(日本歯科新聞2005年8月23日トップ)
投稿者 hori : 2005年11月16日 11:41
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